GRADUATE

卒業生紹介

神戸芸術工科大学メディア芸術学科公式サイト > 在学中からアニメーターを志し、動画工房に入社。
フジテレビ系列で放映中のアニメ『ちいかわ』、 2024年4月にTOKYO MXテレビ他で放映予定の 『夜のクラゲは泳げない』などで作画を担当。

在学中からアニメーターを志し、動画工房に入社。
フジテレビ系列で放映中のアニメ『ちいかわ』、 2024年4月にTOKYO MXテレビ他で放映予定の 『夜のクラゲは泳げない』などで作画を担当。

株式会社動画工房

松岡那瑞菜さん

映像表現学科 アニメーションコース
[現:メディア芸術学科 映画・映像・アニメーションコース]
2022年度卒業/神戸市立六甲アイランド高等学校出身

目標「月産300枚」
ひたすら動画を描く日々

今年4月に入ったばかりの新人チームで、原画の中割りをしています。2枚の原画の間をつなぐ動画を描く作業です。平均3枚、多いときは6枚の動画を起こします。作業量は1日12─13枚、月産300枚が目標です。締切までの期間が短い中で、枚数がしっかりある作品もありますが、大変さはあまり感じていません。作画部の同期10人と時々おしゃべりを挟みながら、集中するときは集中して仕事をしています。今はTOKYO MXテレビで放映予定の『夜のクラゲは泳げない』がメインの仕事ですが、その合間にフジテレビ系列の『めざましテレビ』内で放映されている『ちいかわ』も手がけています。『ちいかわ』は原作の絵柄を壊さないように線の強弱にも気を使います。先日、初めてクレジットに名前が出て嬉しかったです。家族にも報告しました。

グループ制作で監督を務め全工程を学ぶ

神戸芸工大での学びで仕事に活きていると思うのは、2、3年次のグループ制作と4年次の卒業制作です。グループ制作では企画から映像の仕上げまで5、6人のグループ全員で取り組み、半年間で約3分間のアニメーションを作ります。2年次は3年生が監督を務める作品で作画と色塗りを担当しました。
3年次は自分の企画が投票で選ばれて、監督を務めました。
朗読ロックユニット、ナナカラットの曲『憧れのソラ』のアニメーション・ミュージックビデオで、タイトルは『僕らのルミエール』。監督は、みんなが作業しやすい環境をつくるのが仕事だと感じました。5人全員で、作画、色塗り、背景、撮影の全工程に取り組む中で、漏れがないように、誰もやっていないことを見つけて、監督が進んでやるしかなかったのです。大いなる雑用係でした。
卒業制作では女子中学生がウサギのヒーローに変身して戦うアニメ『ラビット・ビット』を作りました。ちょっとギャグっぽい日常の場面が長くて、戦いのシーンは2、3カットぐらいしかないんですけど。小さい頃から、作業をしながらサクッと見られるような、キャラクターの日常を描いた短編アニメが好きなんです。描きたかったことを3分間に詰め込めるだけ詰め込みました。
3本のアニメ制作に関わり、ストーリーとキャラクターを考え、企画から編集まで、すべての工程をトータルで学べたことが大きな力になりました。

  • 卒業制作ラビット・ビット

INTERVIEW卒業生インタビュー

SNS学科公式SNSアカウント